このページの要点:
- 試合中盤で集中力が切れるのは自然なことだが、意識の切り替えや準備で対処可能。
- 「フォーカスの分散・切り替え」や「マイクロルーチン」が集中維持に効果的。
- 集中力は才能ではなく技術。睡眠管理やトレーニングによって改善できる。
試合中盤で集中力が切れる…どうすれば?
読者:
バスケの試合で、前半は集中できるのに、後半になると集中が途切れてミスが増えます。どうしたら中盤でも集中を保てますか?
ハタケ:
この悩み、競技者の方にはとても多いです。実は、集中力は「意識的に保つ工夫」が必要なんですよ。最近の研究でも、睡眠不足が注意コントロールに影響を及ぼし、パフォーマンスに悪影響を与えることが指摘されています。
クロ先生:
実際の試合では、「注意の方向づけ(フォーカス)」を意図的に切り替えることが集中を保つ鍵です。例えば「ボール」だけを見続けるのではなく、「相手の腰の動き」などに意識を向けることで、集中の偏りを防ぎやすくなりますよ。
科学的に示された集中力維持の方法
2025年の研究(Song et al., J Neurosci)では、認知コントロール能力(注意の切り替え)がパフォーマンスを大きく左右するとされました。また、Fouillotら(2025)の調査では、トップスケート選手でも注意の配分が結果を左右するとされています。
実生活で使える集中力キープの3つのTips
- 1. 意識のスイッチ練習:日頃から「何に集中するか」を切り替える練習をしておく(例:音→呼吸→視覚の順に集中)。
- 2. マイクロルーチン:試合中に数秒でできる自分だけのリセット動作を用意(深呼吸・手首を回すなど)。
- 3. 睡眠管理:前日の睡眠不足は、集中力を確実に低下させます。試合の2日前から十分な睡眠を確保。
クロ先生:
集中力は「才能」ではなく「技術」です。トレーニングによって確実に伸ばせますので、今日から少しずつ取り組んでみましょう。
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