このページの要点:
- 「誰にも頼れない」と感じる孤独感には、心の“居場所”の欠如が関係している。
- 短い言葉で感情を表現することが、気持ちの整理に役立つ。
- 浅くやさしい“他者とのつながり”が、孤独のクッションになる。
「誰にも頼れない…」と感じるとき、どうすればいい?
読者:子育て中、誰にも頼れない感じがして、すごく孤独に感じる時があります。周りに話せる人もいなくて、どんどん気持ちが落ち込んでいく感じです。
ハタケ:その気持ち、本当によくわかります。2025年の研究(Bunke & Keck)でも、若年ママが「自己決定感や自分らしさ」を持ちにくい環境にあると、孤独感が強まる傾向があると報告されています。
クロ先生:つまり、単に「一人にされている」ことだけでなく、「自分の思いを出せない」「自分を出す余裕がない」ことが、孤独の核心なんですよね。心の“居場所”がない感覚、と言えるかもしれません。
孤独感と上手につき合う3つのセルフケア
- 1. 毎日「自分の本音」を3語だけ書いてみる:「疲れた」「さみしい」「がんばった」など、短くても書き出すことで気持ちが外に出て整理されます。
- 2. 頼られないより「頼らない自分」に気づいてみる:実は「迷惑かけたくない」と思って、誰かを遠ざけていることも。気づくだけでも気持ちは変わります。
- 3. 気軽に話せる“他人”を作ってみる:家族ではなく、カフェ店員さんやLINEの相談先など、ゆるくつながる他者が孤独のクッションになります。
クロ先生:誰かと“深くつながる”ことも大事ですが、時には“浅くてやさしいつながり”が、心の栄養になることもあるんですよ。
ハタケ:「孤独だ」と思えた自分は、ちゃんと心と向き合っている証拠。だからこそ、自分に優しく接してあげることが何よりも大切なんです。
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