このページの要点:
- 本番での緊張は「未知」に対する脳の反応であり、慣れによって軽減できる。
- イメージトレーニング、自律訓練法、筋弛緩法などで“場に慣れる”ことができる。
- 週2〜3回の簡単な実践でも「動じない自分」が育つ。
「場慣れ」は、仕組みでつくる“強さ”です
読者:どうしても、本番になると頭が真っ白になってしまって…。練習ではうまくいくのに、あの“場の空気”に飲まれちゃうんです。
ハタケ:それは、“慣れ”がまだ十分ではない状態ですね。本番の緊張は“未知”に対するストレスなので、「知っている」状況に変えていくことが大切です。
クロ先生:場慣れはセンスではなく、経験と工夫で身に付けられるスキルです。脳は「慣れた状況」では不安を感じにくくなります。
読者:でも、同じ本番を何度も経験するのは難しいですよね…。プレゼンなら一回きりですし。
ハタケ:そこで、マインドルートでは“疑似的な場数”を増やす工夫をご提案しています。例えば、イメージトレーニングや自律訓練法など、自宅でもできる方法で本番モードに慣れていくのです。
読者:自律訓練法って難しそう…?
クロ先生:大丈夫です。自律訓練法(Autogenic Training, AT)は、Meta解析で不安スコアが有意に低下したと報告されており 、初心者でも取り組みやすい自己リラックス法なんです。
ハタケ:また、同様のリラクゼーション技法、例えばプログレッシブ・マッスル・リラクゼーション(PMR)や深呼吸も、緊張状態の軽減に効果的であることが示されており 、場慣れに役立ちます。
読者:イメージトレーニングも有効ですか?
クロ先生:はい。スポーツ心理学では、“脳はリアルに近いイメージでも学習する”とされており 、実際にVRを用いた場慣れトレーニングでも、本番レベルのストレス反応が誘導されると報告されています 。
ハタケ:これらを組み合わせて、“緊張しても動じない自分”を育てていくのが狙いです。
🔧 実生活で使える3つのTips
- 週2–3回の自律訓練法(AT):呼吸や四肢の重さ・温かさを感じる練習を15分程度取り入れる。
- PMR+深呼吸ルーチン:試合前やプレゼン前に1セット(14部位)、深呼吸(4‑7‑8呼吸)。
- 例:「肩をギュッ、ゆるめる」「腹式呼吸で吐き切る」。
- イメージトレーニング:発表会・試合を想定し、身体や環境を五感で再現。VRや動画で“場に慣れる”機会に。
📌 マインドルートからのご提案
本番に強い人は、「慣れさせる準備」が上手。マインドルートでは、スポーツ・プレゼン・受験など“本番の場”で力を発揮するための、メンタルトレーニングとリラクゼーション技法(ATなど)をオンラインで提供しています。
「自分だけの本番スイッチ」を一緒に作ってみませんか?
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