本ページは、精神科医・畠山博行(マインドルート代表医師)の監修のもとで執筆されています。

プレゼンで緊張しないための3つのコツ【医師と心理士が解説】

商談プレゼンでの緊張、どうしたらいい?

読者 読者:大事な商談でのプレゼン、毎回緊張してしまって、声が震えたり頭が真っ白になったり…。どうにかしたいです。

ハタケ ハタケ:プレゼンのような「注目される場」での緊張は、医学的には「パフォーマンス不安」と呼ばれています。誰にでも起こり得る自然な反応なんですよ。

クロ先生 クロ先生:緊張しすぎて実力が出せないと困りますよね。でも、工夫次第でかなり軽減できます。最近の研究では、「音響刺激(ヒーリング音など)」によるストレス軽減効果も注目されています(Saskovetsら, 2025)※PMID: 40127440

パフォーマンス不安の対策、実践編

ハタケ ハタケ:最近の研究では、緊張を和らげる方法として、深呼吸や音楽、イメージトレーニングなどが有効とされています(Saskovetsら, 2025)。また、カジュアルな人間関係の中でプレッシャーの練習をすることも、徐々に不安を軽減する助けになります(Drebingら, 2025)※PMID: 40125113

クロ先生 クロ先生:つまり、場数を踏むだけでなく、「安心できる環境で少しずつ慣らす」ことも大切なんですね。

3. 今すぐできるTips

  • プレゼン前の3分呼吸法:4秒吸って、4秒止めて、4秒吐くを繰り返す。
  • 安心するBGMを活用:クラシックや自然音など、自分に合った音でリラックス。
  • 「成功イメージ」のリハーサル:声に出してポジティブな結果を想像してみましょう。
  • 小さな成功体験を積む:1人プレゼン → 同僚に向けて → 小規模会議…と段階を踏む。

読者 読者:すぐにできそうなことばかりですね!さっそくやってみます。

クロ先生 クロ先生:緊張は「慣れ」と「準備」で必ず乗り越えられます。一緒にがんばりましょう。

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投稿者プロフィール

畠山 博行
畠山 博行精神科医/マインドルート代表医師
2020年 東海大学医学部卒業。総合病院、離島医療、児童精神科などでの診療を経て、現在は急性期医療から在宅医療まで幅広い臨床現場に携わりながら、子どもから大人までのメンタルケアにも従事。

試験前やスポーツ前の緊張、不安定な集中力、やる気の波などに対し、スポーツメンタルトレーニングの視点を取り入れた自律訓練法や認知的アプローチを活用。オンラインで気軽に受けられるメンタル支援サービス「マインドルート」を運営。

「禁煙したいけどやめられない」「本番に強くなりたい」「緊張を力に変えたい」といった悩みに寄り添い、心と行動を整えるサポートを行っている。

また、「子育てがきつい・しんどい」と感じる方の悩みにも、自身の育児経験をもとに等身大の視点で発信。PubMedなどの論文を通じた確かなエビデンスに基づき、信頼できる情報をわかりやすくコラム形式で届けている。

所属学会:日本精神神経学会、日本神経精神薬理学会、かながわ地域精神科医会

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