🎯 緊張は“本気”の証し——武井壮さんの言葉に学ぶ
ハタケ:「武井壮さんの言葉、『緊張は本気の証』。実は医学的にも、緊張は身体が準備している証なんですよね。」
クロ先生:「その通り。本気で臨む場面で、心拍数や呼吸が上がるのは『戦うか逃げるか』という生理反応。心理的ストレス反応として自然なものなんです。」
読者:「でも緊張すると震えちゃったり…。これって抑えたほうがいいんですか?」
ハタケ:「実際、緊張すると交感神経が刺激されて、心拍や血圧が上がります。これは“準備が整っている”というサインでもあるんです。」
そこで、緊張のとらえ方について参考になる動画をご紹介します。
🎥 武井壮さんの「緊張との向き合い方」を観てみよう
武井さんの言葉からわかるのは、「緊張してしまう自分=準備不足」ではなく、むしろ「本気で頑張りたいと思っているサイン」だということです。
「緊張するのは、本気で頑張ってきた証拠。」という言葉が印象的な、武井壮さんのメッセージ。ぜひ動画でもご覧ください。
🔍 緊張がパフォーマンスに与える影響とエビデンス
- パフォーマンス前には交感神経系が活性化し、身体が「臨戦態勢」になります。
- 緊張とパフォーマンスの関係には「逆U字型理論」があり、適度な緊張は集中力と成果を高めるとされています。
- 過剰な緊張は逆効果になるため、自分の最適な緊張ゾーンを知ることが重要です。
💡 実生活で使える3つのTips
- 1. 緊張を味方にするマインドセット:「緊張は本気だからこそ」と受け止めることで、不安がやる気に変わります。
- 2. 呼吸で“ちょうどよい緊張”へ調整:4秒吸って4秒吐く呼吸法で、身体の過緊張を緩和しましょう。
- 3. 小さな緊張経験を積み重ねる:人前での発言や練習発表など、日常の中で“慣れ”を作るのがコツです。
🧠 パフォーマンス不安の対処法とは?
クロ先生:「緊張しすぎるタイプの方には、認知行動療法(CBT)やリラクゼーション法、場合によってはバイオフィードバックが有効です。ご自身の反応傾向を知ることが改善の第一歩になります。」
💬 締めのメッセージ
ハタケ:「“緊張=悪いこと”と思い込まず、“本気の証”と捉えるだけで、心の負担が軽くなりますよ。」
クロ先生:「緊張と共存する知恵を持てば、むしろその瞬間を楽しむ力にもなります。」
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投稿者プロフィール

- 精神科医/マインドルート代表医師
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2020年 東海大学医学部卒業。総合病院、離島医療、児童精神科などでの診療を経て、現在は急性期医療から在宅医療まで幅広い臨床現場に携わりながら、子どもから大人までのメンタルケアにも従事。
試験前やスポーツ前の緊張、不安定な集中力、やる気の波などに対し、スポーツメンタルトレーニングの視点を取り入れた自律訓練法や認知的アプローチを活用。オンラインで気軽に受けられるメンタル支援サービス「マインドルート」を運営。
「禁煙したいけどやめられない」「本番に強くなりたい」「緊張を力に変えたい」といった悩みに寄り添い、心と行動を整えるサポートを行っている。
また、「子育てがきつい・しんどい」と感じる方の悩みにも、自身の育児経験をもとに等身大の視点で発信。PubMedなどの論文を通じた確かなエビデンスに基づき、信頼できる情報をわかりやすくコラム形式で届けている。
所属学会:日本精神神経学会、日本神経精神薬理学会、かながわ地域精神科医会
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